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22年の現役生活、8回のオールスター出場
しかし、MVPには届かなかった
ヴィンス・カーター
ダンク王の称号を持つ男は、こう言った
『練習は、決して裏切ることがない』
その信念は、彼をチームメイト・オブ・ザ・イヤーに導いた
この栄誉こそ、長き現役生活を送った勇者の、MVPかもしれない
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『トウカイトリック』
彼は、2歳の夏に、デビュー勝ちを果たした
トウカイトリックの重賞初制覇は5歳
3400mを走り抜き、スタミナに自信を深めると
長距離最強馬決定戦へと挑む
前年、同期のディープインパクトに敗れた舞台
英雄はターフを去り、主役の座を今こそ狙う
だが…
それでも彼は、走り続ける
阪神大賞典、そして、天皇賞・春には
8年連続、同一重賞出走という記録を樹立
阪神大賞典を制したのは、実に5度目の挑戦だった
その足跡を振り返るとき、浮かぶ言葉はただ一つ
無事是名馬
ターフに別れを告げたのは12歳
キャリア通算63戦
10年にも及ぶ競走生活で、GⅠには手が届かなかった
だが、走りぬいた170kmにも及ぶ道程は
今もなお、唯一無二の輝きを放ち続ける
栄光を目指す者は
数多いる
才能に恵まれし者、
運を引き寄せる者…
だが、継続を諦めぬ者に
女神は最後微笑むのだ
トウカイトリック
牡馬 鹿毛
2002年2月26日生まれ
父:エルコンドルパサー
母:ズーナクア
生涯成績:63戦9勝
獲得賞金:5億5038万8000円
主な勝ち鞍:ステイヤーズステークス(2012年)、阪神大賞典(2010年)、ダイヤモンドステークス(2007年)
■前回の土曜名馬座