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快楽を共にした者より
苦難を分かち合った者が
真の友となる
絆という糸は、時をまとうほど強くなる
人生を豊かに彩る、偶然のめぐり逢いは
明日かもしれない
いや、もう訪れているのか
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『メイショウマンボ』
彼女もまた、相棒とともに一時代を築いた
初めての重賞制覇は、桜花賞トライアル
だが
メイショウマンボの背には、あのパートナーの姿はなかった
当時、キャリアのどん底にいた武幸四郎
GⅠはおろか、重賞からも見放されていた、天才の弟
期待された桜花賞も、見せ場なく敗戦
だが
この時、確かな手応えを感じていた
オーナーに直訴し、追加登録で挑んだ、3歳女王決定戦
この男とともに、GⅠを勝つ
彼女の気迫が、鞍上を奮い立たせる
人馬一体となった渾身の末脚で、世代の頂点に
歓喜の涙に、さらなる飛躍を誓う
秋華賞でニ冠を制した2人は、年上の牝馬たちに挑んだ
強い絆は、プレッシャーにも怯まない
GⅠ3連勝を達成
相棒との出会いは、彼の騎手人生で
忘れえぬ邂逅(かいこう)となった
己のためだけに、邁進する者はいつしか道を見失う
思い、思われ、死力を尽くしてこそ
人知を超えた、強さを見せつけられる
メイショウマンボ
牝馬 鹿毛
2010年2月25日生まれ
父:スズカマンボ
母:メイショウモモカ
生涯成績:31戦6勝
獲得賞金:4億3519万5000円
主な勝ち鞍:エリザベス女王杯(2013年)、秋華賞(2013年)、オークス(2013年)、フィリーズレビュー(2013年)
■前回の土曜名馬座