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フンコロガシに夢中になったのは
世界一と謳われるあの昆虫学者
ジャン=アンリ・ファーブル
しかし彼が、昆虫研究に専念できるようになったのは
50代を迎えてからだった
自らを信じ、心を澄まし
観察に没頭する日々
集大成である『昆虫記』が完成したのは84歳
研究の功績は称えられ、数々の賞が贈られた
一歩一歩、ひたむきに生きてこそ
志の花は、大きく開く
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『ホッコータルマエ』
その男も、諦めを知らなかった
ダート一筋で力を磨いた、ホッコータルマエ
重賞3連覇で、砂の頂点に立つ準備は整った
そして…
かしわ記念で、見事GⅠ馬の仲間入り
だが、中央GⅠはなかなか掴めない
再び挑んだジャパンカップダートでも
一番人気に応えきれず、3着に沈んだ
地方では勝利を順調に積み重ねるも…
交流GⅠ5勝の実績を引っさげて挑んだ一戦では…
シンガリ人気のコパノリッキーを捉えきれず
大波乱を呼んでしまう
執念が実ったのは
この年ジャパンカップダートから名前を変えた
第1回チャンピオンズカップ
日本競馬史上初のGⅠ10勝を果たした彼を
人は砂の帝王と呼び、惜しみなくたたえた
季節が巡りゆくかのごとく
忍耐の日々も
やがて過ぎゆく
時が過ぎ去った刹那に
成長を噛みしめる
ホッコータルマエ
牡馬 鹿毛
2009年5月26日生まれ
父:キングカメハメハ
母:マダムチェロキー
生涯成績:39戦17勝
獲得賞金:10億7870万6000円
主な勝ち鞍:川崎記念(2016年・2015年・2014年)、チャンピオンズカップ(2014年)、東京大賞典(2013年・2014年)、かしわ記念(2013年)、かしわ記念(2013年)、帝王賞(2013年・2015年)JBCクラシック(2013年)、レパードステークス(2012年)
■前回の土曜名馬座