本ページはプロモーションが含まれています

2020年3月14日放送「絆 / エルプス」

私が欲しいのは、愛か死よ

その映画のヒロインは、大人びた表情で、そう言い放った

プロの殺し屋と、少女の逃避行を描いた名作

映画『レオン』

奇妙な共同生活

愛も、自らの存在価値も知らない者同士が

次第に心の距離を縮めていく

家族を失ったヒロインに、生きる喜びを教えられる殺し屋

深い絆は、恐怖から逃げ切る力となった

 『エルプス』

まるで、若者と少女との逃避行物語だ

その出会いは、運命か、偶然か

木藤隆行の騎乗が決まったのは、レース直前だった

この勝利をきっかけに、ランデブーは続く

11番人気を覆し、重賞を連勝

コンビで道を切り開いていく

桜花賞の前哨戦でも逃げ切り勝ち

しかし、思わぬ壁が立ちはだかる

騎手の乗り替わりが噂された

桜花賞当日

エルプスの鞍上には、信頼するパートナーの姿がった

スタート直後から、彼はエルプスに気合いをつける

先頭は譲らない

最後の直線

渾身のムチに応え、雑音を黙らせる逃走劇

2人にとって、最初で最後のG1制覇となった

結果だけの成功に
意味はない

心通わせ
絆を深めた過程にこそ

真の価値がある

エルプス
牝馬 栗毛
1982年5月3日生まれ
父:マグニテュード
母:ホクエイリボン

生涯成績:11戦6勝
獲得賞金:1億7666万7000円
主な勝ち鞍:桜花賞(1985年)、報知杯4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)(1985年)、テレビ東京賞3歳牝馬ステークス(現フェアリーステークス)(1984年)

■前回の土曜名馬座