![シンザン](https://meibakan.com/wp-content/uploads/2020/09/20200329_074912-1024x576.jpg)
相撲は人生
横綱は孤独
昭和の大横綱は、そう語った
大鵬
頂点に君臨し、時代を彩った伝説のヒーロー
その圧倒的な強さは、記録にも記憶にも残る
だが栄光は、重圧と背中合わせの日々
強者ゆえの、孤独と戦い続けていたのだろう
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『シンザン』
その馬にも、ある高みが見えていたのか
1964年
日本のスポーツ史とともに、競馬の時代が動いた
どんなライバルをも、たたき斬る
調教師は、その走りをこう表した
鉈の切れ味
東京オリンピックの熱狂冷めやらぬ中
彼の走りに、人々の心が再び沸き立った
戦後初の三冠馬の快挙
シンザンは観衆の希望を乗せ、走り続けた
引退レースに選んだのは有馬記念
大外から研ぎ澄まされた切れ味を見せつけた
あれから半世紀
伝説の記憶は錆びつくことを知らない
頂点を極めた者にしか
見えない景色がある
しかしそこは
孤独の世界
だからこそ
次なるロマンに駆り立てられる
シンザン
牡馬 鹿毛
1961年4月2日生まれ
父:ヒンドスタン
母:ハヤノボリ
生涯成績:19戦15勝
獲得賞金:6201万9700円(当時1位)
主な勝ち鞍:皐月賞(1964年)、日本ダービー(1964年)、菊花賞(1964年)、天皇賞(秋)(1965年)、有馬記念(1965年)
■前回の土曜名馬座