![](https://meibakan.com/wp-content/uploads/2021/09/1-1024x576.jpg)
100年前
南半球のテニス界に、燦然と輝いた男がいた
グレイハウンド
猟犬の名で呼ばれた彼は
俊敏かつ、美しくコートを駆ける
ジェームズ・アンダーソン
その姿は、人々を魅了した
全豪オープンでは、三度優勝
彼にとってそこは、約束の地だったのか
国際テニスの殿堂入りを果たした英雄の名は
一世紀を経てもなお、輝きを増していく
![](https://meibakan.com/wp-content/uploads/2021/09/2-1024x576.jpg)
『パッションダンス』
あの場所で、彼も三度栄光を掴んだ
ディープインパクト産駒の期待に応え、デビュー勝ち
だが、度重なる怪我に泣かされ、重賞初制覇は5歳
夏の新潟だった
飛躍を目指して邁進するが
またもや怪我に見舞われ、ターフを離れること1年半
復帰後も苦戦が続くなか
光が見えたのは、やはり、この新潟
見事、2,000mの覇者となった
GⅠ奪取を目指し
8歳にして、ダートにも挑戦
ところが
得意の左回りながらも、大差の殿負け
限界か…
あの地へと、舞い戻ろう
前走の大敗からか、人気は大きく落としていた
それでもパッションダンスは、奇跡を起こす
約束の地でつかんだ、3つ目のタイトル
新潟マイスターの称号は、彼に贈るにふさわしい
もう一度
踏み出せるか
もう一度
超えられるか
その執念に
女神は微笑みを惜しまない
パッションダンス
牡馬 鹿毛
2008年4月9日生まれ
父:ディープインパクト
母:キッスパシオン
生涯成績:22戦7勝
獲得賞金:1億9707万7000円
主な勝ち鞍:新潟大賞典(2016年・2013年)、新潟記念(2015年)
■前回の土曜名馬座