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運命の出会い
それは、作品と俳優の狭間にも生まれる
時空を旅する主人公
マイケル・J・フォックス
多忙の彼は、一度はオファーを断る
別の俳優でクランクインするが
監督は諦めきれなかった
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
熱意に応えた名優は、別作品と掛け持ち
過酷なスケジュールを乗り越える
こうして、タイムトラベル映画の金字塔は打ち立てられた
運命のキャスティングが、観客を熱狂させる
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『オグリキャップ』
彼には、嘱望してやまぬパートナーがいた
笠松の怪物と呼ばれたオグリキャップ
夢見るのは、天皇賞のタイトルだ
前年2着の雪辱を誓って挑んだが
その野望は、この男によって阻まれる
武豊
翌年の安田記念
彼の背には、武豊の姿があった
怪物と天才
認め合う者同士の邂逅は、レコードタイムで実を結ぶ
しかし…
天才が背から去ると、彼の輝きは失われる
惨敗続きで、年内引退が決まった
ラストランは彼と
待望の再会は叶った
武の手綱で、オグリキャップの闘志は呼び戻される
怪物は伝説となり、ターフに別れを告げた
運命の出会いに
あらかじめ筋書きなどない
未来を切り開こうとする者だけに
奇跡の出会いは訪れる
オグリキャップ
牡馬 芦毛
1985年3月27日生まれ
父:ダンシングキャップ
母:ホワイトナルビー
生涯成績:32戦22勝
獲得賞金:9億1251万2000円
主な勝ち鞍:有馬記念(1990年・1988年)、安田記念(1990年)、マイルチャンピオンシップ(1989年)、毎日王冠(1988年・1989年)、オールカマー(1989年)、高松宮杯(1988年)、京都4歳特別(1988年)、ニュージーランドトロフィー4歳ステークス(1988年)、ペガサスステークス(1988年)、毎日杯(1988年)
■前回の土曜名馬座