彼は、プロデビュー10年目のテニスプレーヤー
セルジー・スタホフスキー
世界ランキングは、100位前後を上がったり下がったり
あの日、ウィンブルドンで対戦したのは絶対王者
ロジャー・フェデラー
テニスは、番狂わせが少ないスポーツといわれる
だが、その戦術と正確なプレーは
常識を打ち破った
彼に微笑んだ勝利の女神
偶然ではない
誰しも、己の力を信じて生きている
『ナカヤマフェスタ』
その走りは、世界を驚かせた
皐月賞8着、ダービー4着
振るわぬ彼は
三冠最終戦での逆転を目論み、前哨戦に挑んだ
このレース(セントライト記念)を難なく制し、菊花賞へ…
だが、本番では…
早々と馬群に沈むと
続くレースでも大敗
復帰の舞台に選んだのは
デビューの地、東京競馬場
重賞2勝馬でありながら
オープン特別からの再スタート
底力を見せて快勝
再びGⅠ戦線へ…
挑んだのは、春のドリームレース
8番人気の低評価ながらも
ナカヤマフェスタは、自信に満ち溢れていた
人気馬たちを差し切り、初戴冠
次なる野望は…
凱旋門賞制覇
僅差の2着に終わるも
ダークホースの激走は、世界を大いに沸かせた
いかなる逆境でも
希望はある
わずかな可能性に賭ける勇気は
己次第だ
ナカヤマフェスタ
牡馬 鹿毛
2006年4月5日生まれ
父:ステイゴールド
母:ディアウィンク
生涯成績:15戦5勝
獲得賞金:4億1979万7500円
主な勝ち鞍:宝塚記念(2010年)、セントライト記念(2009年)、東京スポーツ杯2歳ステークス(2008年)
■前回の土曜名馬座