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サッカー界に、ロシアの新皇帝と呼ばれた男がいた
アンドレイ・アルシャヴィン
ディフェンスを翻弄するドリブルとシュートセンス
記憶に残る圧巻のプレーは
あのリヴァプール戦だろうか
1試合4ゴールの衝撃
だが、乗らない時は味方にあっさりパスを出すのみ
皇帝の気まぐれさに
ファンは、憤慨することもあった
それでも、彼が牙を剥いた時のパフォーマンスは
どうしても記憶から消えない
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『ハットトリック』
彼の走りも、未知の魅力を秘めていた
生涯成績は21戦8勝
負けたレースは、全て掲示板を外すが
勝つ時は、豪快な走りで愛された
4歳で重賞連勝を果たしたハットトリック
意気揚々、春のマイル王を占う一戦に挑む
しかし、1番人気を裏切る惨敗
それでもファンは知っていた
ハマった時の彼の強さを
世界的名手、オリビエ・ペリエと組んだこの日は
爆発の予感を秘めていた
出遅れが響き、絶望的な位置で最後の直線へ
だが、人々の予感は確信へと変わった
GⅠ初制覇を果たした彼は、いざ海外GⅠへと挑む
異国の地でも、GⅠ勝利を飾る活躍を見せ
父となっても、フランスの年度代表馬を輩出
その血は、世界中に広がっている
闘志の落差が激しい者に
人々は惑わされる
超絶な力を見せつけられた時
彼らは
無視できぬ存在となる
ハットトリック
牡馬 青鹿毛
2001年4月26日生まれ
父:サンデーサイレンス
母:トリッキーコード
生涯成績:21戦8勝
獲得賞金:2億3159万円(日本国内)、1億546万100円(日本国外)
主な勝ち鞍:香港マイル(2005年)、マイルチャンピオンシップ(2005年)、東京新聞杯(2005年)、京都金杯(2005年)
■前回の土曜名馬座