土曜名馬座

土曜名馬座2020年以降の紹介

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2025年5月10日放送「無双 / カレンブラックヒル」

サッカー界の異端児。自らを神と称するほど、傲岸不遜な男。ズラタン・イブラヒモビッチ。2014年、ワールドカップ予選に敗退した時、彼は言った。「俺のいないワールドカップに価値はない」と。うぬぼれていたわけではない。リーグを渡り歩き、勝利し続ける。それは、彼が、破格のプレイヤーであることを証明した。王のように来て、伝説として去る…
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2025年5月3日放送「大逃げ / イングランディーレ」

一か八か、究極の選択。大逃げ。スタートから先頭に立ち、孤独な一人旅に出る。勇敢な走りで、観衆も沸く大胆な戦法。多くは、ラストでスタミナが尽き、後続の追随を許してしまう。だが、あの馬は自由にしてはいけない。逃げられると、取り返しのつかないことになる…
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2025年4月26日放送「SPARK / ゴールデンジャック」

無限のエネルギーで、人々を引きつける彼女は、あらゆる経験を、希望に変えるディーバ。ケイティ・ペリー。アメリカンフットボールの祭典でも、彼女は、圧巻のパフォーマンスを見せた。熱狂を生む言葉とメロディ。内なる勇気を、呼び覚ましてくれる…
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2025年4月19日放送「共鳴 / キャプテントゥーレ」

優れたレーサーは、全身で車の挙動を感じ、即座に修正していく。極限のスピードを目指して…。F1ドライバーは、体重の5倍を超える重力と戦い、1/100秒を競い合う。勝利への条件は、経験を積み重ねて、マシンの力を最大限に引き出すこと。才能だけでは足りない。一体感を超えたマシンとの共鳴が、勝負を制する…
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2025年4月12日放送「マイフェアレディ / オグリローマン」

階級制度が今も残るイギリス。この花は、ロンドンの下町で、花売り娘が売っていた。半ば不労者のような人生が、ある大学教授との出会いで変わっていく。オードリー・ヘプバーン。競馬場で、花売り娘は淑女へ。社交界デビューを果たす。学びの中で、彼女は言った。どう振る舞うかではなく、どう扱われるか?信じれば、人は変われる…
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2025年4月5日放送「不屈のシンデレラマン / タイキブリザード」

チャンピオンベルトを掴む寸前。彼は、悲痛な敗北を喫した。ニューヨーク生まれ、武器は強烈な右パンチ。ジェームス・J・ブラドック。家族のために必死に戦うも、負けは込む一方、時代は世界恐慌。その渦中で、彼も全てを失った。だが、再びリングへ。圧倒的に不利ななか、チャンピオンに挑んだ。最大の番狂わせ。ついに、ベルトを掴んだ…
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2025年3月29日放送「蒼天の馬 / ナランフレグ」

MONGOLIA。広い草原を駆ける馬は、まるで、海原を漂う船のごとく。太陽が昇り、沈むまで、彼らは、ひたすら走り続ける。馬上で生きる騎馬民族。かつて彼らは、ユーラシア大陸の60%をも支配していた。最大の祭りでは、1,000頭あまりの馬が、30kmほどのコースを競う。彼らにとって、馬は家畜ではない。かけがえのない友であり、宝だ…
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2025年3月22日放送「LONG RUN / メジロマックイーン、マヤノトップガン、ゴールドシップ」

この国では毎年、あまたのレースが開催され、世界有数の規模を誇る。だが、3,000m越えの重賞レースは5つしかない。長距離を制する彼らは、スタミナがあり、強靭な心肺機能を持つ。高齢になっても、一線で戦い続け、熟成していく彼らは、ペース配分も卓越している。ロングランで輝いたスペシャリストたち…
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2025年3月15日放送「アルプスの壁 / ステルヴィオ」

イタリアとスイスの国境。ヨーロッパで2番目に高い峠。ステルヴィオ峠 。48か所ものヘアピンカーブ。2,000mに及ぶ高低差を駆け上がる。最も美しく過酷な戦いと言われる。自転車レースの舞台として知られる。ジロ・デ・イタリア。ステルヴィオ…。走る者にとって、ここは聖地だ…
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2025年3月8日放送「ホームカミング / コスモバルク」

彼らがデビューしたのは、アイルランドがEUのお荷物と揶揄されていた時代。当時、人口320万人の小国で、ローカルバンドの一つに過ぎなかった。U2。だが、母国をベースに活動しながらも、全世界を熱狂させていく。無邪気なティーンエイジャーが、知性とシワを蓄えた男たちへと、成長する旅路。彼らの音楽DNAには、アイルランドのソウルが組み込まれている…