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2020年1月11日放送「孤高のロマン / シンザン」

相撲は人生

横綱は孤独

昭和の大横綱は、そう語った

大鵬

頂点に君臨し、時代を彩った伝説のヒーロー

その圧倒的な強さは、記録にも記憶にも残る

だが栄光は、重圧と背中合わせの日々

強者ゆえの、孤独と戦い続けていたのだろう

 『シンザン』

その馬にも、ある高みが見えていたのか

1964年

日本のスポーツ史とともに、競馬の時代が動いた

どんなライバルをも、たたき斬る

調教師は、その走りをこう表した

鉈の切れ味

東京オリンピックの熱狂冷めやらぬ中

彼の走りに、人々の心が再び沸き立った

戦後初の三冠馬の快挙

シンザンは観衆の希望を乗せ、走り続けた

引退レースに選んだのは有馬記念

大外から研ぎ澄まされた切れ味を見せつけた

あれから半世紀

伝説の記憶は錆びつくことを知らない

頂点を極めた者にしか
見えない景色がある

しかしそこは
孤独の世界

だからこそ
次なるロマンに駆り立てられる

シンザン
牡馬 鹿毛
1961年4月2日生まれ
父:ヒンドスタン
母:ハヤノボリ

生涯成績:19戦15勝
獲得賞金:6201万9700円(当時1位)
主な勝ち鞍:皐月賞(1964年)、日本ダービー(1964年)、菊花賞(1964年)、天皇賞(秋)(1965年)、有馬記念(1965年)

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