![ランニングフリー](https://meibakan.com/wp-content/uploads/2020/09/20200329_075125-1024x576.jpg)
ただひたすらに、好きなことをやってきた
目の前の試合だけに集中した17年
カル・リプケン・ジュニア
彼は2632試合連続出場という、世界記録を打ち立てた
コツコツと続けることが、美徳とされなくなった時代に
彼の記録は、大切なことを教えてくれた
いぶし銀
その輝きが、人々の心を照らし出す
![](https://meibakan.com/wp-content/uploads/2020/09/20200329_075030-1024x576.jpg)
『ランニングフリー』
走る
ただ、それだけを愛していた
2番手に食い込んだ天皇賞春では13番人気だった
この年、王道路線のすべてのG1レースに、ランニングフリーの姿はあった
栄光はつかめずとも
スターホースに食らいつく姿は人々を惹きつけていく
6歳を迎えた、その年の初戦では
1番人気に応え、重賞を制した
続く日経賞も制し、重賞を連覇
その名は堅実に轟いていく
悲願のG1制覇へ
挑み続けて12戦
全力を尽くし、ライバルたちに追いすがる走りは
見る者に勇気を与えた
走り続けることで、愛され続けた
使命を全うした47戦
矜持を貫いた生涯だった
継続は力
それを成しえた者は知っている
諦めぬ限り
敗北は訪れないこと
ランニングフリー
牡馬 黒鹿毛
1983年4月20日生まれ
父:サーペンフロ
母:サンマロ
生涯成績:47戦7勝
獲得賞金:4億66万1600円
主な勝ち鞍:アメリカジョッキークラブカップ(1989年)、日経賞(1989年)
■前回の土曜名馬座