時代の先を行く男は
栄光の裏で、心の闇をさまよっていた
映画『アビエイター』
新型飛行機の開発に心酔した
大富豪を演じたのは
飛躍を願うあの俳優
レオナルド・ディカプリオ
自ら製作総指揮も務めた
タッグを組んだのは
かつて演技派へと導いてくれた巨匠
マーティン・スコセッシ
二人のコンビネーションは
空を駆け、やがて結実する
強い絆が、栄光へ導く
ようこそ、名馬たちの物語へ
風のロマンを伝えたあの馬の名は…
『ワンアンドオンリー』
小倉での初陣は、ほろ苦いものだった
しかし
3戦目で勝ち上がると
暮れには、重賞レースに参戦
7番人気ながらも
豪快な末脚で、ライバルたちを一蹴
クラシックへのチケットを掴んだ彼は
調教師 橋口弘次郎の悲願を背負った
ダービーで2着に泣くこと4回
定年間際の橋口に残されたチャンスは
あと2回だった
だが、クラシック初戦は4着
ダービーに、全てを賭ける
迎えた運命の日
彼（横山典弘）も、橋口の緊張も
極限に達していた
10年前
この舞台で、父ハーツクライは2着に泣き
橋口に勝利を捧げることができなかった
かつて、父が夢見たダービー制覇を果たし
恩師の悲願を叶えてみせる
名伯楽に、ダービートレーナーの称号を贈った
ワンアンドオンリー
その走りは、唯一無二の輝きを放った
1人で見る夢は
夢でしかない
だが
誰かと見る夢は
やがて
現実となる
ワンアンドオンリー
牡馬 黒鹿毛
2011年2月23日生まれ
父：ハーツクライ
母：ヴァーチュ
生涯成績：33戦4勝
獲得賞金：（中央）3億7268万1000円 ／ （海外）9344万100円
主な勝ち鞍：神戸新聞杯（2014年）、日本ダービー（2014年）、ラジオNIKKEI杯2歳ステークス（2013年）
Shore: H-1 Racer Plane
Howard Shore · Flemish Radio Orchestra
※曲名はGoogle アシスタントにて調べた結果を掲載しています。
■前回の土曜名馬座
