2021年1月30日放送「転変 / メイショウボーラー」

文豪は言う

新たな一歩を踏み出す、新たな言葉を発する

それこそ、人々が最も恐れることである

軍事訓練に明け暮れる毎日

若き日々は、彼にとって苦痛でしかなかった

フョードル・ドストエフスキー

本を読むことだけが、唯一の救い

そんな彼が、ほとばしる情熱を傾けた処女作

『貧しき人々』

人々の孤独と屈辱を訴え、傑作と絶賛された

己の道へ踏み出す、その決意こそが

才能なのかもしれない

『メイショウボーラー』

新たな道を見出したあの馬は…

父、タイキシャトル譲りのスピードで

デビュー以来負け知らず

メイショウボーラーは、重賞連勝を果たし

意気揚々と、世代の頂点へと挑んだ

一番人気で迎えたGⅠの舞台 

ここでも、自慢のスピードは健在のはずだった

しかし…

その刹那、彼の世界は一変した

自分よりも、強いものがいる

現実を受け入れられず、あがき続ける日々

そして彼は、一つの決断を下す

4歳、ダート路線に転向すると

瞬く間に、かつての輝きを取り戻した

重賞を連勝し、掴み損ねたGⅠ奪取へ

生まれ変わった彼を、ファンは一番人気で迎えた

己の道を見つけた彼に、迫る者はいない

正しき決断を、自らの走りで証明してみた

自分は何者で
何に心を燃やせるのか?

それを見つけた者は
強い

激動の中で
真に生きる術を知る者たちよ

メイショウボーラー
黒鹿毛 牡馬
2001年4月16日生まれ
父:タイキシャトル
母:ナイスレイズ

生涯成績:29戦7勝
獲得賞金:4億4282万8千円(中央競馬) / 3290万円(地方競馬)
主な勝ち鞍:フェブラリーステークス(2005年)、根岸ステークス(2005年)、ガーネットステークス(2005年)、デイリー杯2歳ステークス(2003年)、小倉2歳ステークス(2003年)

■前回の土曜名馬座

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