
アメリカの大地を疾走する鉄の馬
馬をバイクに乗り換えて
この国の20世紀は始まったが…
エンジンの鼓動と、馬の駆け足のリズムは
どこかシンクロしている
かつて、馬は生活に欠かせない存在
競馬も、人々を熱狂させた娯楽の1つだった
競馬場はダートが主流
ダートの土煙を、スーパーホースが切り裂いて…
ようこそ、名馬たちの物語へ
風のロマンを伝えたあの馬の名は…

『ライフタテヤマ』
クラシックへの登竜門、シンザン記念
3連勝でここを制し、春の主役が期待された
ライフタテヤマ
だが、怪我が未来を奪う
翌年復帰を果たし
芝の重賞に挑むも、勝利はつかめず…
彼は、砂の上で再起を図った
当時は
ダートコースで行われていた札幌記念で
5馬身差の圧勝
そのまま夏を札幌で過ごした彼は
続くタイムス杯でも、衝撃の走りを見せる
砂上では、向かうところ敵なし
時はまだ
ダートGⅠが創設される10年ほど前
ライフタテヤマは
GⅠタイトル奪取を目指して
天皇賞 秋に参戦する
ダートでの好走をこの舞台でも…
しかし、砂上の輝きは
ターフでは放てなかった
再び砂へ舞い戻ると
東海ステークスの前身となる
ウインターステークスに出走
ライバルを寄せ付けず
ダートレースは、生涯6戦全勝
ダート競馬黎明期に現れた砂の怪物
その蹄跡は今も、砂塵の向こうに
ダートの土煙は
アメリカの香りを運んでくる
フロンティアスピリッツの勇気と共に
ライフタテヤマ
牡馬 鹿毛
1982年4月22日生まれ
父:ハイセイコー
母:チェリータテヤマ
生涯成績:15戦8勝
獲得賞金:1億5482万3800円
主な勝ち鞍:ウインターステークス(1986年)、札幌記念(1986年)、シンザン記念(1985年)
What Makes A Good Man?
The Heavy
※曲名はGoogle アシスタントにて調べた結果を掲載しています。
■前回の土曜名馬座