彼女の登場は、衝撃的だった
ヴィーナス・ウィリアムズ
白いビーズのドレッドヘア
ダイナミックなプレーで
黒人の選手が希少だったテニス界に
旋風を巻き起こす
そのキャリアは
街の公園にあるテニスコートから始まった
コーチは、テニス経験のない父親
試合の勝敗より、家族と教育を重んじた
それでも彼女は、妹とともに這い上がり
世界最強のテニスプレイヤーへと成長
姉妹の絆が育んだ強さよ
ようこそ、名馬たちの物語へ
風のロマンを伝えたあの馬の名は…
『ヒシアマゾン、ヒシピナクル』
ターフを切り裂く黒鹿毛の馬体
男勝りの末脚で、同期の牝馬達をなぎ倒し…
世代女王に君臨したヒシアマゾン
アメリカ生まれの彼女は
当時、牝馬クラシックへの出走が叶わなかった
その鬱憤を晴らすかのように、重賞を連勝
ローズステークスも制して、世代の頂上決戦へ
挑んだのは、オークス馬チョウカイキャロル
プライドのぶつかり合いを、ハナ差ねじ伏せ
重賞6連勝で、女王戴冠を果たした
歴史は繰り返すのか？
5年後
ローズステークスに
1頭のアメリカ産馬が現れる
春の主役たちを迎え撃ち
重賞初制覇を飾ったヒシピナクルは
偉大な姉の足跡を辿っていく
頂上を目指して秋華賞へ
伏兵の強襲にあい、夢破れたが
清々しく駆け抜ける姿は
姉の勇姿を彷彿とさせた
見つめ続けていた姉の背中
逆境にあっても
その大きさに勇気を授かり
前へ行ける
ヒシアマゾン
牝馬 鹿毛
1991年3月26日生まれ
父：Theatrical（シアトリカル）
母：Katies（ケイティーズ）
生涯成績：20戦10勝
獲得賞金：6億9582万9000円
主な勝ち鞍：京都大賞典（1995年）、オールカマー（1995年）、エリザベス女王杯（1994年）、ローズステークス（1994年）、クイーンステークス（1994年）、ニュージーランドトロフィー4歳ステークス（1994年）、クリスタルカップ（1994年）、クイーンカップ（1994年）、阪神3歳牝馬ステークス（1993年）
ヒシピナクル
牝馬 青鹿毛
1996年3月17日生まれ
父：Theatrical（シアトリカル）
母：Katies（ケイティーズ）
生涯成績：24戦4勝
獲得賞金：1億3109万8000円
主な勝ち鞍：ローズステークス（1999年）
Atlas
Coldplay
※曲名はGoogle アシスタントにて調べた結果を掲載しています。
■前回の土曜名馬座
