土曜名馬座 2022年7月30日放送「魂の相伝 / エアデジャヴー」 4億7000万年前。この星で、大量の酸素が発生し、知的生命体が栄える礎になったという。その立役者は、苔だった。小さな発芽を送り返し、地表を覆うと、秘めたる力を発揮した。豊富な水を蓄えた、緑のじゅうたん。種が落ちれば、樹木を育む土台となる。苔こそ、母なる大地そのものだ。神秘な営みに、ロマンが宿る… 2022.07.30 土曜名馬座
土曜名馬座 2022年7月23日放送「天才への挑戦 / メイショウドトウ」 世界を揺るがした、自動車メーカー。その社名は、ある科学者に由来する。発明王のもとで働いていた青年は、わずか数カ月で、袂を分かつ。ニコラ・テスラ。天才エジソンが構築した電力システムに、異を唱えたのだ。持論を証明するために、自ら100万ボルトの電流を浴びせた、もう一人の天才。そして世界は、彼を選択した。信念を貫く生き様に、勝利は訪れる… 2022.07.23 土曜名馬座
土曜名馬座 2022年7月16日放送「スーパースター / ナリタブライアン」 熱狂という言葉は、彼のためにあった。人類史上、最も有名なスーパースター。マイケル・ジャクソン 。圧倒的なパフォーマンスを支えたのは、人生を音楽に捧げる覚悟か。あのステップの発明でさえ、彼を語る偉業の一部に過ぎない。音楽の力を信じ続けた、キング・オブ・ポップ。今も人々の胸を、熱く焦がす… 2022.07.16 土曜名馬座
土曜名馬座 2022年7月9日放送「偉大な母 / ケイアイガーベラ」 彼女は言った。私たちは、偉大なことはできません。大きな愛を持って、小さなことを行うだけなのです。マザー・テレサ。修道女を志したのは、12歳の頃。念願叶い、研鑽を積んだ彼女は、インドのスラムで、貧しい人々に尽くし続ける。やがて、その活動は共感を呼び、彼女の愛は、世界中に広がった。1979年、ノーベル平和賞を受賞。その意志は、時代を超えて受け継がれていく… 2022.07.09 土曜名馬座
土曜名馬座 2022年7月2日放送「新天地 / アグネスワールド」 アフリカ、ジンバブエ。彼はこの地で、プロとしてのキャリアを始めた。ブルース・グロベラー。だが才能は認められず、遠く離れた国へ、活躍の場を求めた。名門への入団が決まると、チームはリーグ3連覇の快進撃。ヨーロピアン・カップでは、彼の鬼気迫るプレーが、勝敗を決めた。アフリカ大陸出身の選手として、初の欧州制覇。輝きは、新天地で待っていた… 2022.07.02 土曜名馬座
土曜名馬座 2022年6月25日放送「一閃 / サイレンススズカ」 ストリートのグラフィティを、キャンバスに持ち込んだ天才。彼は成功を夢見て、ポストカードを売り歩いた。ジャン=ミシェル・バスキア 。やがて、運命の日が訪れる。ポップ・アート界の巨匠との出会い。アンディ・ウォーホル。才能を見初められ、スターダムへと駆けあがる。命を燃やすかのごとく、絵描き続けた彼は、27年の生涯で、およそ4,000点もの作品を残した。がむしゃらに駆け抜けた、生き様をたたえよう… 2022.06.25 土曜名馬座
土曜名馬座 2022年6月18日放送「女神の礎 / エアグルーヴ」 人は、なぜ走るのか?生きる喜び、そのものなのかもしれない。マラソンが、男性だけの競技とされた時代。彼女は性別を隠して、出場を試みた。キャサリン・スウィッツァー 。レース中、女性であることを見とがめた運営側は、阻止しようとする。それでも完走を果たし、女子マラソンへの扉を開く、礎となった。走る喜びは、誰にも奪えない… 2022.06.18 土曜名馬座
土曜名馬座 2022年6月11日放送「届かぬ栄光 / ダークシャドウ」 最強のパワーフォワードと呼ばれた男。重量級の体型でありながら、並外れた跳躍力を発揮する。チャールズ・バークレー。彼には、果たせぬ悲願があった。ファイナル制覇。強豪チームへと移籍し、ついに彼は駆け上がる。最後の相手は、マイケルジョーダン率いるシカゴ・ブルズ。最強軍団の前に、夢は散った。どんな強者にも、届かない栄光がある… 2022.06.11 土曜名馬座
土曜名馬座 2022年6月4日放送「運命の配役 / オグリキャップ」 運命の出会い。それは、作品と俳優の狭間にも生まれる。時空を旅する主人公。マイケル・J・フォックス。多忙の彼は、一度はオファーを断る。別の俳優でクランクインするが、監督は諦めきれなかった。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。熱意に応えた名優は、別作品と掛け持ち、過酷なスケジュールを乗り越える。こうして、タイムトラベル映画の金字塔は打ち立てられた。運命のキャスティングが、観客を熱狂させる… 2022.06.04 土曜名馬座
土曜名馬座 2022年5月28日放送「二人の悲願 / スペシャルウィーク、ロジユニヴァース、レイデオロ、ワグネリアン」 クラブヘッドに鉛を貼り、砂ごとボールを打ったなら…。ジーン・サラゼン。史上最年少の全米チャンピオンとなっても、彼は、バンカーには苦しんだ。飛行機の翼をヒントに、秘密兵器も開発。だが、全英オープン優勝は、サンドウェッジのおかげだけではない。功労者は、老練のキャディ。スキップ・ダニエルズ。あの日、勝者は語った。私は、彼の指示に忠実だっただけ。勝利は、分かち合うべきだと… 2022.05.28 土曜名馬座