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もっと高く跳びたい
ヨーロッパの片隅で
庭のフェンスを飛び越えていた少年
セルゲイ・ブブカ
やがて彼は
6mの棒高跳びを、史上初めて成功させた
限界を超える努力を重ね
更新した世界記録は35回
彼にとっての敵は
常に、自らが作った記録だった
過去の栄光を飛び越え続けた伝説を
今、改めてたたえよう
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『タイキシャトル』
時代を切り開いた、栗毛の貴公子
3歳でマイルチャンピオンシップに挑み
大人びたレース運びで、GⅠ初制覇を飾る
続くレースでも
快速自慢のライバル達を子ども扱い
難なく国内短距離界を制圧
世界の歴史を、動かしにかかった
壮行レースは安田記念
降りしきる豪雨は
最強伝説への演出の一つに、過ぎなかったようだ
フランスの地で、あっさり勝利
その蹄跡は、伝説となった
短距離馬初の年度代表馬に輝き
顕彰馬にも選定されたタイキシャトル
史上最強マイラーの称号は
紛れもなく、彼のためにあった
人は
経験を重ねる度に限界を知る
だが
それは幻だ
過去を超える己の力が
未来を切り開く
タイキシャトル
牡馬 栗毛(尾花栗毛)
1994年3月23日生まれ
父:Devil’s Bag(デヴィルズバッグ)
母:ウェルシュマフィン
生涯成績:13戦11勝
獲得賞金:6億1548万5000円/フランス:100万フラン
主な勝ち鞍:マイルチャンピオンシップ(1998年・1997年)、ジャック・ル・マロワ賞(1998年)、安田記念(1998年)、京王杯スプリングカップ(1998年)、スプリンターズステークス(1997年)、スワンステークス(1997年)、ユニコーンステークス(1997年)
■前回の土曜名馬座