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2020年8月15日放送「ザ・バイプレイヤー / ナイスネイチャ」

ナイスネイチャ

こいつを食べると思い出す

あの映画の名脇役 

謎のテロリスト集団に、刑事が一人戦いを挑む

アクション映画の金字塔

映画『ダイハード』

圧倒的に不利な戦い

そのヒーローを支えるのが

スイーツ好きの警官だった

レジナルド・ヴェルジョンソン

かつて誤って子供を撃ってしまった彼は

銃口を人に向けられない

だが、主人公を守るため

ついに発砲

トラウマは消え失せた

己の殻を打ち破った瞬間

彼は主役をしのぐ、輝きを放っていた

 『ナイスネイチャ』

時に勝ち馬をしのぐオーラを放つ馬がいた

夏の上がり馬として、3連勝で重賞初制覇

秋のGⅠ戦線に名乗りを上げた 

ナイスネイチャは、有馬記念に初出走を果たす

3つの重賞タイトルを引っさげて

歴戦の古馬に挑んだ

2番人気の彼は

日本中が世紀の番狂わせに沸くなか

3着を確保

これが、稀代のブロンズコレクターの序章だった

翌年

秋のGⅠで善戦を繰り返して迎えた

2度目の有馬記念

健闘するも、前年に続き、3着に終わる

どんな馬が相手でも、常に勝ち馬に迫った

しかし、勝ち星はあげられぬままに、丸2年

そして、3度目のグランプリがやってくる

栄光は復活を果たした、主役の手に

だが、彼の走りは、名脇役と呼ぶにふさわしかった

人生の主役は
自分自身

だが
同時に他者の人生の脇役としても生きている

人は皆
主役であり名脇役だ

ナイスネイチャ
牡馬 鹿毛
1988年4月16日生まれ
父:ナイスダンサー
母:ウラカワミユキ

生涯成績:41戦7勝
獲得賞金:6億2358万5600円
主な勝ち鞍:高松宮杯(1994年)、小倉記念(1991年)、鳴尾記念(1991年)、京都新聞杯(1991年)

■前回の土曜名馬座

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