壮絶なトレーニングが必要だった
向かった先は、地球上で最も過酷な場所
デスバレー
彼は、本能レベルの強さを追い求めた
自分自身の誇りのために
アドニス・クリード
父の影に向き合い、その雪辱を果たしてみせる
肉を切らせて骨を断つ
気高き闘争心が、物語を紡いでいく
ようこそ、名馬たちの物語へ
風のロマンを伝えたあの馬の名は…
『ブラックタイド、キタサンブラック、イクイノックス』
生まれ落ちた時から
異彩を放ったサラブレッド
怪我に泣き
このレース(スプリングステークス)以降
秘めた力を証明することはできなかったが…
才能は、確かに存在した
悲運に泣いたブラックタイドの無念を晴らしたのが
息子のキタサンブラックだった
無傷の3連勝で、父と同じタイトルをつかむと
彼は、ターフの主役となった
5歳の引退まで
3年間の競争生活を全うし、GⅠを7勝
2年連続で年度代表馬に輝き
顕彰馬にも選出される快挙
競馬史に残る活躍を見せた
その息子、イクイノックスは
衝撃の走りで、世界ランク1位に輝く
彼のパフォーマンスは、まさに圧巻
10戦のキャリアで、一度も連対を外さず
GⅠ6連勝をマーク
獲得賞金は、史上初の20億円を突破した
ラストランとなったジャパンカップでは
スターホース達を一蹴
系譜に秘められた天賦の才
その血を受け継ぐ子孫たちは
どんなドラマを見せてくれるのだろうか
血を受け継ぐ者は
宿命を背負っている
血が偉大なほどに
道は険しく
栄光は光り輝く
ブラックタイド
牡馬 黒鹿毛
2001年3月29日生まれ
父:サンデーサイレンス
母:ウインドインハーヘア
生涯成績:22戦3勝
獲得賞金:1億6207万1000円
主な勝ち鞍:スプリングステークス(2004年)
キタサンブラック
牡馬 鹿毛
2012年3月10日生まれ
父:ブラックタイド
母:シュガーハート
生涯成績:20戦12勝
獲得賞金:18億7684万3000円
主な勝ち鞍:有馬記念(2017年)、天皇賞・秋(2017年)、大阪杯(2017年)、天皇賞・春(2017年・2016年)、菊花賞(2015年)、京都大賞典(2016年)、セントライト記念(2015年)、スプリングステークス(2015年)
イクイノックス
牡馬 青鹿毛
2019年3月23日生まれ
父:キタサンブラック
母:シャトーブランシュ
生涯成績:10戦8勝
獲得賞金:22億1544万6100円
主な勝ち鞍:ジャパンカップ(2023年)、天皇賞・秋(2023年・2022年)、宝塚記念(2023年)、ドバイシーマクラシック(2023年)、有馬記念(2022年)、東京スポーツ杯2歳ステークス(2021年)
What Makes A Good Man?
The Heavy
※曲名はGoogle アシスタントにて調べた結果を掲載しています。
■前回の土曜名馬座