土曜名馬座 2021年5月8日放送「心を寄せて / マイネルホウオウ」 荒野で出会った2人の男は、風をよけながら、一本のマッチでタバコに火をともす。心の距離が、一気に縮まる。ロードムービーの始まりだ。対照的な性格の男同士。その刹那的な友情を描き、国際映画祭でグランプリを受賞。 映画『スケアクロウ』。アメリカンニューシネマの傑作とうたわれる。フィルムに焼き付けられた友情は、静かに熱を帯びていた… 2021.05.08 土曜名馬座
土曜名馬座 2021年5月1日放送「立役者 / メジロブライト」 それは執念が放った輝きか。1世紀近い歴史を誇り、世界中のライダーを虜にする、イタリアの2輪車メーカー。だがレースでは、長らく辛酸をなめていた。この名門に光をもたらした男。アンドレア・ドヴィツィオーゾ。マシン開発にまで参加し、結果を求めていく。彼は、ヘルメットに黒い馬を描いた。自らを解き放ち、覚醒するために。復活の立役者は、またここにも… 2021.05.01 土曜名馬座
土曜名馬座 2021年4月24日放送「反骨の花 / ベッラレイア」 順風満帆ではなかった。施設で育った幼少期。ハーレムで暮らす青春時代。だが、彼女の甘いハスキーボイスに魅せられたプロデューサーと出会う。ビリー・ホリデイ 。チャンスを逃さず、名声をつかみにいく。反骨の魂が、私をここまで連れてきた。ガーデニアの花に希望を込め、偏見と戦い続けたシンガー。憂い香る歌声を… 2021.04.24 土曜名馬座
土曜名馬座 2021年4月17日放送「奇跡 / イスラボニータ」 紀元前、地中海の覇権をめぐり、長きに渡る戦いが続いた。ローマ帝国に挑んだ、カルタゴの将軍、ハンニバル・バルカ。父が大敗を喫し、彼は、敵国に憎悪の念を抱き続けた。強大な敵の軍を欺かんと練ったのは、意表をつき、アルプスを越えて攻め入る策略。父の大敗の雪辱を果たすべく、前へ。策は功を奏し、息子の想いは成就した… 2021.04.17 土曜名馬座
土曜名馬座 2021年4月10日放送「血の約束 / アグネスフローラ」 母親譲りの飾らの性格で、国民に愛された。幼少期は、ナチスの侵略により、イギリスへ亡命し、その後、カナダへと渡る波乱万丈の半生。第6代オランダ女王 ベアトリクス。戦後、ようやくオランダへ帰還すると、母は生前退位し、彼女が女王に即位する。全ては、次代に託するために、やがて、王室に116年ぶりの男子が誕生。王位は継承された。計り知れぬ責任をつなぐ、それは、血の約束か… 2021.04.10 土曜名馬座
土曜名馬座 2021年4月3日放送「復活の狼煙 / スワーヴリチャード」 怒りをエネルギーに変え、壮絶な打ち合いで、相手を倒す。その映画の主人公は、捨て身のファイトスタイルで、 世界チャンピオンに上り詰めた。映画『サウスポー』。だが、自身が起こした乱闘騒ぎで妻を失い、ボクサーライセンスも剥奪される。頂点を極めた男は、失意のどん底で、育ての親であるトレーナーのもとを訪れた。そして、復活の狼煙は上がる。目標を見失った者に、一体何が見えたのか。再び、魂の叫びが聞こえる… 2021.04.03 土曜名馬座
土曜名馬座 2021年3月27日放送「血気 / キンシャサノキセキ」 激しい性格は、周囲を戸惑わせた。ハリウッドで成功した、個性派俳優、ラッセル・クロウ。粗暴な振る舞いで、問題を起こすこともしばしば。それでも彼は、自分と向き合うことを諦めなかった。2000年公開の映画で剣闘士を演じ、アカデミー主演男優賞を受賞。オスカーに輝いた、数少ない南半球出身の俳優となる。彼の信念と情熱は、時を経て、確然と人々の心を動かした… 2021.03.27 土曜名馬座
土曜名馬座 2021年3月20日放送「継続力 / トウカイトリック」 22年の現役生活、8回のオールスター出場。しかし、MVPには届かなかった。ヴィンス・カーター。ダンク王の称号を持つ男は、こう言った。『練習は、決して裏切ることがない』。その信念は、彼をチームメイト・オブ・ザ・イヤーに導いた。この栄誉こそ、長き現役生活を送った勇者の、MVPかもしれない… 2021.03.20 土曜名馬座
土曜名馬座 2021年3月13日放送「相棒 / メイショウマンボ」 快楽を共にした者より、苦難を分かち合った者が、真の友となる。絆という糸は、時をまとうほど強くなる。人生を豊かに彩る、偶然のめぐり逢いは、明日かもしれない。いや、もう訪れているのか… 2021.03.13 土曜名馬座
土曜名馬座 2021年3月6日放送「雪辱 / ダンスインザダーク」 屈辱。それを忘れようとする者と、脳裏に焼き付ける者がいる。悔しさを、底力に変える。これは、会稽(かいけい)の恥を雪(すす)ぎ、栄光を勝ち取った者の物語。陽はまた昇り、雪解けはやってくる… 2021.03.06 土曜名馬座