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2021年5月1日放送「立役者 / メジロブライト」

それは執念が放った輝きか

1世紀近い歴史を誇り、世界中のライダーを虜にする、イタリアの2輪車メーカー

だがレースでは、長らく辛酸をなめていた

この名門に光をもたらした男

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

マシン開発にまで参加し、結果を求めていく

彼は、ヘルメットに黒い馬を描いた

自らを解き放ち、覚醒するために

復活の立役者は、またここにも

『メジロブライト』

彼は、名門の宿命を背負った

アイドルホース、メジロライアンの初年度産駒

注目を浴びる中、クラシックの登竜門を制し

期待を一身に集めて、大舞台へ

父と同じ1番人気に支持された日本ダービー

2着に敗れた父の仇をとり

メジロ牧場、初のダービー制覇を目指す

だが彼もまた、勝ち馬の逃げ切りに屈してしまう

クラシックは無冠に終わった

しかしまだ、果たすべき使命がある

メジロの名を冠する者

天皇賞のタイトルに挑まねば 

必ず手にしてみせる

名門の誇りにかけて

重賞3連勝で迎えた天皇賞 春

名家に生まれた男の意地が、メジロブライトを突き動かす

偉大なる先輩、メジロマックイーン以来の制覇へ

これがメジロが手にした、最後の盾となった

機が熟すまで
人は見えない光を浴びている

1日を重んずるその差が
大きな財産となる

時間、経験、忍耐
それら全てを糧にして

メジロブライト
牡馬 鹿毛
1994年4月19日生まれ
父:メジロライアン
母:レールデユタン

生涯成績:25戦8勝
獲得賞金:8億3258万7000円
主な勝ち鞍:日経新春杯(1999年)、天皇賞(春)(1999年)、阪神大賞典(1999年)、アメリカジョッキークラブカップ(1998年)、ステイヤーズステークス(1997年)、共同通信杯4歳ステークス(1997年)、ラジオたんぱ杯3歳ステークス(1996年)

■前回の土曜名馬座

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