土曜名馬座

2020年12月12日放送「悲運の天才 / レーヴディソール」

その旋律には、運命の残酷さがにじむ。若くして国際的な名声を得て、20世紀最高のチェリストと謳われた彼女、ジャクリーヌ・デュ・プレ。しかし、26歳で病魔に襲われ、42歳で、その生涯は閉じられた。やがて、甘く香る白いバラが誕生すると、早すぎる死を悼み、彼女の名が与えられたという。夭逝の天才は、美しい音色を奏でながら、今も世界中で咲き誇る…
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2020年12月5日放送「来襲 / クロフネ」

日本中がどん底に沈んだ、あの日。初めて柔道が、正式競技となったオリンピック。決勝で、袈裟固め一本勝ちを決め、異次元の強さを見せつけたオランダの怪物。アントン・ヘーシンク。開催国が、お家芸で金メダルを奪われる屈辱。だが、柔道の心までも解するその人柄が、日本人の心を揺さぶった。屈辱はやがて、感動へと変わっていく…
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2020年11月28日放送「大和魂 / カツラギエース」

92年前、アムステルダムで奇跡が起きた。偉業を成し遂げた跳躍の天才、織田幹雄。はなから勝負に出た気迫が、その背中を押して、 大和魂を世界に見せつけた。日本人初の金メダル。だが、運営側に日章旗の用意はなかった。表彰台は想定外だったのか…。空にはためいたのは、選手団持参の日の丸。意地とプライドの勝利か。あの優駿の姿が浮かんでくる…。
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2020年11月21日放送「波 / ハットトリック」

サッカー界に、ロシアの新皇帝と呼ばれた男がいた。アンドレイ・アルシャヴィン。ディフェンスを翻弄するドリブルとシュートセンス。記憶に残る圧巻のプレーは、 あのリヴァプール戦だろうか。1試合4ゴールの衝撃。だが、乗らない時は味方にあっさりパスを出すのみ。皇帝の気まぐれさに、ファンは憤慨することもあった。それでも、彼が牙を剥いた時のパフォーマンスは、どうしても記憶から消えない…
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2020年11月14日放送「女王復活 / ファレノプシス」

陸上競技場の最高地点を舞う。そのために、無駄なトレーニングはひとつもない。女子棒高跳びで、 不可能と言われた、5メートルの壁を突破。ワールドレコードアーティストの名を、ほしいままにした。だが、まさかの敗退 。打ちひしがれた女王は、復活を誓う。 世界チャンピオンに返り咲いたのは、母国で行われた世界陸上。再び鳥になった彼女の眼には、どんな景色が映ったのだろうか…
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2020年11月7日放送「父の背中 / ゴールドアクター」

シガーの似合うあの名優。マイケル・ダグラス。ウォール街に生きるカリスマ投資家を演じて、アカデミー賞最優秀男優賞に輝いた。彼はいつも、一人の大きな背中を見つめていた。憧れのあまり、時に憎しみ、距離を置いた時期もある。だが、演技への情熱が、親子の絆を深めていく。ともに、役者という生き方を選んだ。父の死後、息子はこう語った。「あなたの息子であることを、僕は誇りに思う」と…
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2020年10月31日放送「愛と孤独 / スペシャルウィーク」

その男は、母の愛に飢えていた。イタリアのベストセラー小説。幼少期に母親を失った、ジャーナリストの自伝だ。ある日「良い夢を」と、彼の耳元で囁き、母親はこの世を去る。映画『甘き人生』。心に空いた穴と向き合い、男は生きていく。孤独の中の出会いが、彼を、愛に目覚めさせた…
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2020年10月24日放送「三冠のドラマ / ナリタブライアン、ディープインパクト、ミホノブルボン」

最も速く、最も強く、最も運の良い馬。偉大なる三冠の称号を手にするチャンスは、生涯に一度しかない。その称号を、惜しくも逃した名馬も、三冠を阻んだ刺客も、歴史を紡いだ。今宵は、三冠馬の勇姿と、 そこに挑んだ馬たちの、悲喜こもごもの物語…
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2020年10月17日放送「3歳の乙女 / メジロラモーヌ、ベガ、アーモンドアイ」

3歳。人間で言えば、17歳くらいの年頃か。思春期の乙女たちは何を思い、走り抜けたのだろう。三つの栄冠を勝ち取った強気牝馬たち。その栄光の陰で、三冠にあと一歩届かなかったものもいる。乙女たちの奇跡には、心震えるドラマがあった…
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2020年10月10日放送「具眼の人 / スーパーホーネット」

天賦の才能は、必ずしも開花するとは限らない。彼を、ゴルフ界のレジェンドへと導いたある出会い。アーノルド・パーマー。強気のプレーを支えたのは、そのカリスマ性を見抜いたマネージャーだった。マーク・マコーマック。アーノルド・パーマーの名を、世界に知らしめた男。審美眼を持った彼は、生涯の友となった…
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